植物の茎の繊維から作られるリネンカーテンには、「遊び毛」という特性があります。
使い始めやお洗濯後に、遊び毛が大量のワタボコリのように溜まってびっくりされることも。
事前に聞いていたけど実際に使ってみて驚いた、という方は多くいらっしゃいます。
今回は、本物のリネンの証「遊び毛」について解説します。
目次
リネンカーテンの「遊び毛」とは
遊び毛とはリネンカーテンの使い始めや、お家で洗濯をした直後に出る、ワタボコリのようなもののことです。
ホコリを気にされている方は、リネンカーテンから出てくる遊び毛の量に驚かれると思います。
使い始めの1~2週間は遊び毛がとても目立ちます。
遊び毛が発生する理由
リネンカーテンに遊び毛が発生する理由は、短い繊維と長い繊維で1本の糸が出来ているからです。
リネンの原料はフラックスという植物の茎です。
その茎を、乾燥させ、叩き、ブラシで梳かし、余分なものを取り除きます。
そこで残ったしなやかで柔らかい繊維を引き伸ばしたり、撚ったりしながら糸を紡いでいきます。
麻ひもをイメージすると分かりやすいです。
自然素材からできた「本物のリネン」だからこその特徴です。
ちなみにウールじゅうたんなどでも同じ特徴があります。
じゅうたんの場合は床に敷いているので汚れやすく、この遊び毛が出ることで汚れた毛がとれ、清潔を保てるという理由からホテルのロビーや航空機でもよく使われています。
どれくらいで収まってくる?
使い始めやお洗濯直後、1~2週間くらいで落ち着いてきます。
落ち着いてはきますが、そこでピタッと止まるものではありません。
ずっと出続けるものです。
徐々に少なくなっていくのでご安心してお使いください。
コロコロなどで無理やりほこりを取ると生地が傷む可能性がありますので、ご注意ください。
まとめ
自然素材のリネンは遊び毛が必ず出ますが、それが本物のリネンの証です。
使い始めやお洗濯直後は必ず出ますが、しばらくすると落ち着いてきますので、ご安心してお使いください。