リネンカーテンはお洗濯をすると、縮むことは皆さんご存知ですよね。
でも、どのくらい縮むのかな???
ということは、あまり正確には知られていないように感じます。
だいたい、2~3cmくらいかなぁ~。
という感じではないでしょうか。
実際には、カーテンの長さに対して5%前後縮むので、
床まである掃き出し窓でカーテンの丈が200cmの場合は、
200cm × 5% = 10cm
なんと、10cmも縮んでしまうのです!!!
10cmも縮んでしまうと、せっかくオーダーでリネンカーテンにしたのに、
サイズの合っていない既成カーテンを選んだみたいになってしまい、
さすがに違和感がありますよね~。
腰高窓の場合でも、130cmの丈のカーテンでは、
130cm × 5% = 6.5cm
と、皆様の想像をはるかに超えて縮みます。
これは、あくまでも防縮加工を施していない、ノーマルな生地でのお話です。
こんなに縮んでしまっては困る!
という方は、防縮加工のオプションをお勧めします。
ただ、オプションの防縮加工であっても、全く縮まなくなるわけではありません。
リネンは、最初に大きく縮むため、防縮加工の生地をご自宅で初めてお洗濯した場合は、5%まで縮まなくとも、数%は縮みます。
また、防縮加工であっても、防縮加工ではなくても、
縮んだ生地は、そのままの寸法を維持するのではなく、
湿度の関係などで伸びることもあります。
リネンカーテンを採用される際には、
このように、生地の伸縮もご理解いただきたいのですが、
伸びたり・縮んだりに振り回されたくない!という方は、
最初から長めに作製することもおすすめです。
実際に、“ブレイク”という、裾を長くして床に引きずるスタイルもあるのです。
リネンの場合は、カチッとした印象よりも少しラフな印象もあるため、
この“ブレイクスタイル”もよく似合います。
リネンカーテンの特性を理解していただき、
お洗濯の頻度などとの兼ね合いで、丈の長さや防縮加工のオプションの有無などを
ご検討くださいませ。