リネンカーテンLif/Linでは、オプションで防炎加工と防縮加工を施すことができます。
今回は、防縮加工を施した場合の質感についてお話ししたいと思います。
リネンカーテン防縮加工の質感 目次
- 防縮加工とは
- 防縮加工を施した生地の質感
- 防縮加工を施すメリット
防縮加工とは
リネンカーテンLif/Linでは、防炎加工と防縮加工というオプションがあります。
その中でも、防縮加工のオプションを付ける方は多いのですが、防縮加工とは、ご自宅でのお洗濯が可能なリネンカーテンを、先に1回分のお洗濯をしているようなイメージです。
リネンカーテンは、ご自宅の洗濯機で洗うことはできますが、どうしても縮んでしまいます。その縮みは2回目以降のお洗濯でも多少ありますが、やはり1回目の縮みが大きいため、先に1回目のお洗濯をしている。という感じです。
また、防縮加工とは、“縮みを防ぐ”という漢字を使っているため、この加工を施すことで、全く縮むことがなくなる。と思われがちですが、そうではありません。
防縮加工を施しても、お洗濯時には縮みますし、逆に普段の生活の中で丈が伸びることもあります。
これは、自然素材のリネンカーテンが湿気を吸ったり吐いたりと呼吸をしている証でもあるため、この動きを完全に止めてしまうことは難しいのです。
防縮加工を施した生地の質感
それでは、防縮加工を施した生地と施していない生地との違いを見ていきたいと思います。
防縮加工を施した生地は、防縮加工の工程で縮むおかげでクシュッとシワ感があります。
一方、防縮加工を施さないノーマルな生地は、多少のシワ感はあるものの、防縮加工生地に比べて、シワが少なくパリッとした感じです。
また、防縮加工を施すと、シワだけではなく、生地のハリもなくなり、くたぁ~っと柔らかくなります。
もともとリネンは、他の麻に比べてしなやかな柔らかさはありますが、防縮加工を施すことで、使い込まれたリネンのような柔らかさが出ることも、ノーマル生地との違いです。
防縮加工を施すメリット・デメリット
それでは、防縮加工のオプションを付けるかどうか迷っている方へ、防縮加工を施した場合のメリット・デメリットを考えてみたいと思います。
メリット
お洗濯が安心
防縮加工を施しても、伸びたり縮んだりと動きがあるため、お洗濯で全く縮まないわけではありませんが、それでも、防縮加工を施したものであれば、加工していないものに比べて、安心してお洗濯をすることができます。
リネンカーテンは静電気が起きにくいため、ホコリも吸着しにくく、汚れにくいので、頻繁に洗濯はしないけど、お子様が汚してしまった。などの万が一に備えて、お洗濯できるようにしておきたい。という方などにもお勧めです。
使い込まれた風合いがある
防縮加工はシワ感も出て、くたぁ~ッとした感じが増すため、使い込まれた感じが出ます。
使い込むほどに風合いが増していくことも、リネンの醍醐味です。
防縮加工を施すことで、既に1つの工程がプラスされているわけですが、シワ感やくたぁ~とした感じも、使いこまれたリネンのような、こなれた雰囲気になります。
デメリット
価格が上がる
当然オプションになりますので、加工の有無で金額が変わります。
1mあたりの金額が1,000円プラスになるのですが、実際のカーテンにした場合は、ノーマル生地に比べて、防縮加工生地は約1.2倍になります。
シワ感が出る
メリットで挙げた、使い込まれた風合いが出る。という点と逆になりますが、このシワが気になってしまって、防縮加工を施さない方もいらっしゃるかもしれませんね。
リネンカーテン防縮加工の質感とは まとめ
防縮加工を施すと、シワもありますがこなれた風合いもでます。
防縮加工を施すと、くたぁ~っとさらに柔らかくなります。
防縮加工を施すと、だいたい1.2倍の金額になります。