フラットカーテンとは「ヒダがないカーテン」です。
オーダーでフラットカーテンでお作りする場合は、あらかじめどのようなイメージでお作りするかを確認します。
そのフラットカーテンのイメージを大きく左右するもののひとつがカーテン幅の「倍率」です。
今回は、フラットカーテンの仕上がりイメージを倍率別にご紹介します。
目次
フラットカーテンの倍率
リネンカーテンLif/Linでは、リネンのゆらぎがきれいに感じられる倍率でご提案させていただくことが多いです。
その倍率は、レールの幅に対して【1.1~1.3倍】くらい。この倍率によってフラットカーテンの印象が変わります。
それぞれ倍率別の施工例を見ていきましょう。
きれいなウェーブを出したいなら【1.3倍】
カーテンレールの幅に対して、1.3倍大きくして作成したカーテン。
Lif/Linでは、リネンの風合いを感じやすく、透け感が綺麗に見えるという理由から、この1.3倍というサイズをおすすめすることが多いです。
カーテンを閉めた時にも、しっかりとウェーブが出てきます。
開閉の仕方によっては、一か所にウェーブが偏りがちになるので、均等にウェーブが出るように配分する必要があります。
ゆるやかなウェーブを出したいなら【1.2倍】
1.3倍と1.2倍ではそこまで大きな違いはなさそうですが、ゆるやかにウェーブが出るので、少し穏やかな表情になります。
ウェーブを抑えてフラットな印象にするなら【1.1倍】
1.1倍ともなると、かなりフラットな印象になりますね。一枚の布をそのまま窓に掛けたような印象になります。
刺繍が施されたデザインなどは、よりフラットな方が柄が綺麗に見えるため、1.1倍をお選びいただく方もいらっしゃいます。
ちなみに、フラットカーテンはカーテンをきれいに開閉するためにも、基本的にはAフックをおすすめしています(理由はこちらでご確認ください)。ですが、この1.1倍程の倍率で、尚且つカーテンの開閉をあまり行わないようでしたら、Bフックにするのもアリですね。
下記のお写真は、あまり開閉を行わない窓のため、フラットカーテンですがBフックでお作りしています。
また、2重のカーテンの、手前も奥もフラットカーテンにする場合、どちらも1.3倍にしてしまうと厚手のカーテンを開け閉めする際にレースカーテンのウェーブに厚手のカーテンが干渉してしまう可能性があります。そのため、奥(窓ガラス側)のカーテンは少し倍率を下げることもおすすめです。
こちらのお宅は、手前のカーテン(LL2153)を1.4倍に、奥のレースカーテン(LL3001)を1.1倍にしています。
このように、絶対の決まりはありませんが、フラットカーテンは倍率を変えることでお好みのイメージにすることができるのです。
皆様も、ウェーブの出方やお部屋の印象などに合わせて、お好きな倍率を見つけてみてくださいね。
もっと詳しく知りたい方はぜひこちらの記事もご参考ください。