私たちがおススメしているのは、“麻”のカーテンです。
また、最近では洋服や寝具などでも“麻”素材のものをよく見かけるようになりました。
でも私たちの暮らしの中に存在している“麻”は全て同じものではないのです。
“麻”という言葉は、『植物を原料とする繊維』を意味する場合もあり、
リネンはその麻の種類のひとつなのですが、
実は、“麻”と呼ばれる植物は、20種類以上も存在している。とも言われています。
そんな麻を紹介したいと思います。
●リネン(亜麻)
主に衣料や寝装品、キッチン周りで使われることが多いです。
また、リフリンのリネンカーテンもこのリネン(亜麻)のみを使用しています。
写真のように、細く繊細な植物なのですが、手ではちぎれないほど丈夫なのです。
●ラミー(苧麻)
主に衣料や寝装品、キッチン周りなどと、リネンと同じ用途で使われています。
リフリンのリネンカーテンでは、ラミーは使っておりませんが、
リネンカーテンにラミーを使っている場合も多く見受けられます。
また、日本ではこのラミー(苧麻)が昔から栽培されていたため、
着物などで使われる麻素材は、ラミー(苧麻)が多いようです。
●ジュート(黄麻)
主に麻袋や麻ひも、カーペットの基布や農業・工業資材などとして使われています。
ここで出てきた、麻袋や麻ひもなどは、“麻”と聞いて、皆さんが思いつく商品のひとつではないでしょうか?
●ヘンプ(大麻)
主にロープや衣料などとして使われます。
このヘンプ、リネン同様、衣料として使われることもあるのですが、
その場合、日本では“麻”と表記することができないため、
“指定外繊維”と表記されます。
このように、日本の衣料に付けられるタグの表記で、
“麻”と表記できるのは、実はリネンとラミーだけなのです。
麻のような風合いだけど、麻という表記が無い場合は、
ヘンプが使われているのかもしれませんね。
●アバカ(マニラ麻)
主にロープやひも、帽子やカゴなどに使われています。
リネンに比べると、とても大きな葉っぱですね。
●サイザル(サイザル麻)
主にロープやひも、家具などに使われています。
これまた、アバカと同じく、インパクトのある風貌です。
写真だけでもかなり頑丈そうなのが伝わってきますね。
このように見ていただくと、みんな“麻”という文字が入っている名前でも、
種類もサイズも違うものなので、必然的に用途も違ってきます。
“麻”と一言にいっても、これだけ風貌が違う麻たち。
リフリンのリネンカーテンは、一番最初にご紹介した、繊細なリネンの繊維のみを使用しているので、柔らかく、ゴワゴワしない生地になります。
“麻”のことを知っていただき、またさらにリネンを好きになっていただけたら嬉しいです。
※画像は全てウィキペディアより引用させていただきました。