前回のブログで“麻”という植物は、20種類以上あります。
とお伝えしました。
リフリンで使っている麻は、20種類以上ある麻の中でも
“リネン”もしくは“亜麻”と呼ばれている、植物のみを使用しております。
日本では“麻”という植物は、着物で夏にだけ着る素材。
そして、チクチク・ゴワゴワして痛い。
そんなイメージを持たれている印象があります。
でも、最近は昔よりも麻素材を普段着のシャツなどでも気軽に
取り入れられる時代になりました。
だからこそ、様々な麻素材が存在するため、リフリンで使われている
リネンについて知っていただきたいと思います。
この画像、全て“麻”なんです!
最初の4枚は、主に植物の茎の繊維を使用します。
一方、下の2枚は主に葉の繊維を使います。
この画像の中で、どれがリネンかわかりますか???
正解はこちらです↓↓↓
6枚の画像の中でも、最も可憐で繊細な水色の花を咲かせるこの植物こそが、
“リネン”なのです。
繊細なものから、たくましいものまでありますが、
当然、すべてが同じ商品になるわけではなく、
それぞれの繊維に適している商品になっているのです。
それぞれの麻の紹介をしますと、
リネン(亜麻)
ラミー(苧麻)
こちらの2種類は、主に衣料や寝装品に使われており、
日本で洗濯表示の組成の部分に《麻》と表記できるのは、
この2種類のみなのです。
リネンはよりしなやかで、ラミーはより太く丈夫な繊維が採れます。
衣料品や寝装品、カーテンなどに使う場合は、しなやかさを求めるか、
丈夫さを求めるのかによっても、選ぶ植物が変わってきます。
ちなみに、リフリンのリネンカーテンは、リネン100%のカーテンです。
ジュート(黄麻)
このジュートは、皆さんが麻と聞いて思い出す、
麻袋などで使われています。
ヘンプ(大麻)
ヘンプはロープなどに使われることが多く、
衣料にも使われますが、上記の通り、《麻》とは表記できないため、
《指定外繊維》と表示されます。
麻っぽいけっど、麻とは表記されていない場合、
ヘンプが使われているかもしれませんね。
アバカ(マニラ麻)
サイザル(サイザル麻)
こちらの2種類は、いずれも大きな葉の繊維を使用しますが、
主にロープやひもなどに使われます。
見るからに丈夫そうですよね。
夏の着物にはラミーなどが使われていて、
チクチク・ゴワゴワのイメージが強い麻袋などには、ジュートが使われているので、
皆さんが思い浮かべる《麻》は実は、ラミーやジュートだったのです。
華奢なリネンから立派なサイザルまで、様々な麻の仲間をご紹介しましたが、
共通して言えることは、丈夫なことではないでしょうか。
あんなに華奢なリネンの茎も、手ではちぎれないほど丈夫なのです。
ただ、今回ご紹介した麻の中でも、リネンは1番しなやかで柔らかい肌触りなので、
リフリンでは、このリネン(亜麻)のみを使用したカーテンをご提供しております。
麻に対して、チクチク・ゴワゴワのイメージしかない方は、
ぜひリフリンのリネンカーテンに触れてみてください。
麻に対するイメージが変わるかもしれません。
※画像は全てウィキペディアより引用させていただきました。