カーテンを使いはじめて数か月、ある日ふと気になったカーテンの中央の隙間。
特に夜は、隙間から光がもれたり視線が気になったりと、不安に感じられることもあるかと思います。
でもご安心ください。これからご紹介する方法でこのお悩みは解決できますよ!
今回は、なぜ中央の隙間が開くのか、そしてその対処法について、リネンの特徴と併せて詳しく解説していきます。
目次
カーテンの中央の隙間とは?
はじめに、そもそもカーテンの中央の隙間とはどのような状態のことなのでしょうか。
両開きのカーテンで、左右のそれぞれのカーテンを中央で閉じる場合、下の写真のようにしっかり閉じてもカーテンとカーテンの間に隙間が空いてしまうことがあります。
こちらがいわゆる「カーテンの中央の隙間」です。
例えば、窓に対して1枚=片開のカーテンの場合はあまり気にならないかもしれませんが、両開きの2枚で作製しているカーテンの場合は、ちょうど真ん中に隙間が空いてしまうため、見つけてしまうとずっと気になってしまいますよね。
しかも、カーテンを閉じているときは主に夜。空いている隙間から室内が見えてしまうのでは?という不安もあります。
どうしてこのようなことが起こるのでしょうか。
どうしてカーテンの中央に隙間が空くのか?
カーテンの中央に隙間が空いてしまう原因は主に3つあります。
カーテンの幅に余裕がない
一つは、窓のサイズ(レール幅)よりもカーテンの幅が少し短い場合です。
オーダーカーテンの場合、ヒダのあるタイプのカーテンですと、仕上がりの幅サイズは【レール幅+5%】での製作をお勧めしております。
この5%分をプラスしていることで、少しだけ幅に余裕を持たせることができるため、中央の隙間をカバーしやすくなります。
一方、レ―ル幅ぴったりでつくってしまうと、ゆとりがないぴったりのサイズになってしまうため、中央の隙間が空きやすい傾向があります。
その為、カーテン幅は5%余裕を持ってオーダーすることをおすすめします。
※フラットカーテンの場合は、レール幅×1.3倍を推奨しております。
毎日触る場所のクセ
中央の隙間が空く2点目の理由として、カーテン生地にクセがついてしまうことがあげられます。
カーテン中央の上部や下部は隙間は気にならなくとも、中心部分のみ少し隙間が見られる場合はこの「クセ」が原因の場合が多いです。
素材による特性
なかには、中央の隙間が空きやすい「素材」がございます。
特に「リネン」素材の場合、開閉の際に生地が折りたたまれてしまったり、生地の端が裾へ向かって内側にカーブしてしまう現象が起こりやすいです。
麻はザラザラ・ゴワゴワしたイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、上質なリネン100%の生地は、とてもなめらかでくたっとしています。
ですので、カーテンとして仕立てても、意外とボリュームは大きくはありません。
そこまで張りがある生地ではないため、使用する生地の量が少ないと、中央の部分の隙間が特に気になってしまう可能性があります。
反対に、リネンがクタっとしているのは、上質なリネンの証とも言えます。
実際に、肌触りを確認したうえで選ばれると良いでしょう。
カーテンの中央に隙間が空いてしまった時の対処法
それでは、カーテン中央の隙間をなくすにはどうしたらよいのでしょうか。
①カーテンの幅にゆとりを持たせて作成する
カーテンを作製する際に、横の幅にゆとりを持たせて作成することで、カーテンを閉じたときの重なり合う部分が生まれます。
生地と生地が重なり合うことで、中央の隙間は開きにくくなります。
ヒダありのカーテンの場合は、レール幅に対して+5%したサイズを仕上がり幅としてオーダーするとよいでしょう。
ヒダのないフラットカーテンの場合は、レール幅×1.3倍がおすすめです。
②霧吹きをかける
毎日のカーテンの開閉の際に生地がたたまれてクセが付いてしまった場合は、①の方法で閉めてみても、結局中央に隙間が空いてしまいます。
そんな時は、生地がたたまれてクセが付いている部分に、水の入った霧吹きをかけてみましょう。
生地がしっとりとするくらい、たっぷり吹きかけてください。
そして、たたまれている生地を起こすように、手で矯正します。
矯正した状態でを維持してしばらくそのままにします。
生地が乾いた頃には、たたまれた部分もある程度は元に戻ります。
③アイロンを掛ける
①②の方法をしてみても、直らない場合は、霧吹きをかけた後、部分的にアイロンを掛けてみるのも有効です。
少し丸まった生地が平らになるので、中央の隙間を隠すことができます。
④クリップで止める
その他の方法として、最近では、100円ショップやホームセンターなどで、カーテンの隙間がでないように、中央部分を留めるためのクリップが販売されています。
特にマグネットタイプのものですと、簡単に開け閉めしやすいです。
このようなアイテムを使用するのも一つの手ですね!
以上が、カーテン中央の隙間を隠すための対処法となります。
カーテンの中央に隙間が空いたときの対処法 まとめ
いかがでしたでしょうか。
気になる中央の隙間は、霧吹きやアイロンなどいくつかの方法で対処できます。
ぜひこれらの方法をお試しいただき、快適な生活をお送りいただけたら嬉しいです!
リネンカーテンは中央の隙間が開きやすい
カーテンの幅にゆとりを持たせることで、解消できる場合もある
気になる部分に水の霧吹きをかけてみよう
『ボー・デコール オンライン』のご紹介
リフリン関連会社が運営する自然素材のラグ、リネンカーテン、ナチュラルインテリアのお店です