皆さんは、普段どのくらいカーテンのお手入れをしていますか?
”カーテンのお手入れ”というと、リネンに限らず大変なイメージがあるのではないでしょうか。
ショールームやオンラインショップでも、
「リネンカーテンのいいお手入れ方法はありますか?」
「洗濯はどのくらいの頻度で行えばいいですか?」
などのお問い合わせをよくいただきます。
そこで本日は、リネンカーテンのお手入れポイントと洗濯方法について詳しくお話します!
目次
リネンカーテンLif/Lin お手入れポイント☝
①日常的にほこりを取り除く
カーテンの汚れの1番の原因は”ほこり”です。
「リネンカーテンは自然素材だから、ほこりが付きにくいはずでは?」
と思った方、鋭いです!
確かに、リネンカーテンは自然素材のため、静電気が起こりにくく、ほこりも吸い寄せにくいうえに、付着したほこりもカーテンから離れやすいのです。
しかし、まったくつかないわけではありません。
なので、こまめにほこりを取り除くことがとても大切です。
綺麗にしているお部屋でも、空気中にはほこりが舞っており、カーテンに付着します。ほこりが付着した状態で、油煙(加熱調理した時に出る油の混じった煙)や太陽に照らされるなどの影響を受けると、そのほこりが焼き付いてしまいます。そのような状態になると、洗濯ではなかなか落とすことができません。
なのでそうなる前に、普段からほこりを取り除いておくことが、カーテンをきれいに保つコツなのです。
ほこりを取り除く方法は、主に下記の3つです。
・はたきで掃除をする
・掃除機を軽くかけてあげる
・カーテンレールからカーテンを外してほこりを掃ってあげる
カーテンは、上から順にほこりがたまります。カーテンの裾の方は毎日の開け閉めである程度動きますが、上部はなかなか動くことがありません。なので、その上部を動かし、そこにたまったほこりを取り除いてあげることが大切です。
その際に、カーテンレールの上にたまったホコリもきれいにしましょう。この部分が普段のお掃除ではなかなか手が届かない場所なので、想像以上にホコリがたまっていると思います!
②洗濯をする
リネンカーテンを洗濯する際は、必ず取り扱い表示を確認してください。表示に従って洗濯機で洗える場合は、ネットに入れて弱い水流で洗うと良いでしょう。
また、手洗いの場合は、中性洗剤を使って優しく洗ってください。洗剤が残らないように、充分すすいでください。
頻度はどのくらい?
先程も少し述べましたが、リネンカーテンは化学繊維のカーテンと比べると、静電気が起きにくくほこりが付着しにくい特徴があります。なので、ご使用の環境にもよりますが、一般のご家庭なら年に1回、または2年に1回程度で十分だと思います。
その代わり、初めに紹介したお手入れをこまめに行うことが大切です!
また、使い始めやご自宅で洗濯を干した際に、リネンの短い繊維が遊び毛として出てくることがあります。しばらくすると落ち着いてくるので、ご安心ください。
時期はいつ?
洗濯する時期については、乾きやすい夏がオススメです。
とはいえ、年末の大掃除のときに洗濯したい方もいらっしゃると思います。
カーテンは洗い終わったら、カーテンレールに吊るしておけば自然に乾きます。なので、廊下のカーテンなどでなければ、冬に洗濯するのもひとつです。
③アイロンをかける
リネンは繊維のなかで、最もシワが付きやすい素材です。シワこそがリネンの魅力ですが、それでも気になる場合はアイロンを掛けることによってシワが目立ちづらくなります。また、パリッとした風合いを出したい方にもオススメです。
設定温度は?
一般的には「麻=高温(180℃~200℃)」とされていますが、高温でアイロンをかけると羽毛目立ちの原因になります。生地に少し水分を含ませた状態で、繊維の目に沿って中温でのアイロン掛けがオススメです。適度な「シワ感」がリネンの魅力です。
スチームアイロンは使ってもいいの?
スチームアイロンは、繊維に水分を含ませ伸ばす作用があります。そのため、必要以上に生地が伸びてしまうことがあります。なのであまりオススメはしていません。ただし、水洗いにより想像以上に生地が縮んでしまった場合、役立つことがあります。※伸ばしすぎにはご注意下さい。
オススメ!リネンカーテンの洗濯方法
先程も述べたように、リネンは天然素材なので本来ほこりが付きにくい素材です。
洗濯をする際は、下記の方法をオススメいたします。
防縮加工を施した方/カーテンを少し大きめに製作された方
ご自宅での洗濯も可能です。
ただし、防縮加工を施した場合でも1~2%程度の縮みは生じます。
Lif/Linのリネンカーテンは、自然素材100%でできており、原料のフラックスという植物の繊維には調湿機能があります。まるで呼吸をしているかのような伸縮は、リネンの魅力なのです。
なるべくサイズを変化をさせたくない場合には、ドライクリーニングをオススメしています。
それでは、ご自宅で洗う場合の方法を紹介します。
1.レールからカーテンを外す
その際にアジャスターフックも一緒に外しましょう。
2.洗濯ネットに入れて洗濯機に投入する
ヒダがある場合は、ヒダに沿って折りたたむと綺麗になります。
3.洗う
洗濯機で洗うときは、下記の3つのポイントに注意しましょう。
・使用する洗剤は「中性の洗剤」を使う
・手洗いモードなどで洗う
・脱水は短め(30〜60秒)に設定する
特に、弱アルカリ、漂白剤・蛍光剤入りの洗剤などは生地を傷めてしまう恐れもあります。なるべくご使用は控えてください。
4.干す
洗濯後は、アジャスターフックを取り付けてカーテンレールで吊り干しをします。
その際にシャツなどと同様に軽くたたきながらシワを伸ばして、生地の縮みを戻す様なイメージで縦・横の形を整えましょう。
夏なら半日あれば乾いてしまいます!
また、生地の収縮を避けるため、乾燥機の使用は控えてくださいね。
防縮加工を施していない方/ちょうどいい丈で製作をした方
ご自宅での洗濯(手洗いも含む)では5~7%程度の縮みが生じるため、ドライクリーニングをオススメします。そもそも「ドライクリーニングって何?」と思った方もいらっしゃると思います。
ドライクリーニングとは、
家庭で洗濯をするときは「水」を使いますが、水の代わりに石油系溶剤やテトラクロロエチレンなどの揮発性有機溶剤で品物の汚れを取り除く洗濯方法です。長所として、油性汚れをよく落とす、型くずれや収縮が起きにくい、風合いが変わりにくいということが挙げられます。
との説明があります。出典:「クリーニングの基礎知識」/全国クリーニング組合
特に、このドライクリーニングは家庭では出来ないプロならではの洗濯方法です。お近くにクリーニング店がある方は、ぜひ利用してみてください。
playlist_add_checkまとめ
日常的にほこりを取り除くことが大切です
ご自宅でお洗濯をする場合は、脱水時間を短めに設定しましょう
ご自宅でお洗濯ができない場合はドライクリーニング!