こんにちは。
先日、グループ会社ボー・デコールの林業研修にLif/Linスタッフも参加しました。
自然素材をお勧めしている側として、自然の逞しさ・厳しさ、素晴らしさを改めて体感することで、思いや感動をしっかり伝えられるように臨みました。
新潟県阿賀町にある「ボー・デコールの森」は山のほんの一部です。
「ボー・デコールの森」で大切に育てている杉林で、枝打ち・間伐等を行い、杉を元気に太く立派に育てるお手伝いをしました。
早朝から山のふもとで気合を入れます。
朝もやの中、マスク越しでも空気が清々しく感じます。山の斜面での作業のため、足元はぬかるみや木の枝に負けないしっかりとしたブーツを履き、天候の変わりやすい山で体調を崩さないようにしっかり防寒しました。
杉の木はすっきりとして真っすぐ立っているイメージでしたが、実際は1本の木に枝が無数に広がり、隣にある木に負けないように太陽の光を浴びようと前後左右に伸びています。生きるための力強さを感じます。
2m以下の枝は極力払い、人の手を加えることで人間の住むエリアと山に住む動物のエリアが区分けされるそうです。
午前は、主に杉を見つけては枝払いをする作業をしました。
普段、こんなに頭を空っぽにして夢中になることはないかもしれません。枝を切ると、木によって香りや固さが違い、新鮮な驚きがありました。
ふと顔を上げると、いつの間にか靄はなくなりすっきりとした空が見えてきました。快晴が気持ちいい!
大分、すっきりしてきました。さわやかな疲れを感じながらランチタイムです。
午後は、杉の成長を妨げる広葉樹を間伐します。広葉樹自体は問題ないのですが杉を育てるためにはやむをえません。
熊よけのロープを太めの杉につけていきます。
熊が通る道の杉は皮をはがれ樹液を吸われてしまいます。あまりに多くの杉が皮をはがれていたので、こんな近くに熊がいることに驚きました。
杉を守るために、少し変化をつけることで熊は嫌がるそうです。
杉が喜んでくれている気がします。
お手入れを終えた斜面は、すっきりしていて安心ですね。
お借りした道具はきれいにしてお返しします。
丁寧に森を案内していただいたガイドの方と「ボー・デコールの森」に感謝です。
天気がよく見晴らしもよい展望台へも登りました。
新潟のお酒の名前にもある麒麟山(きりんざん)を見下ろし、紅葉の美しさに感動しました。
自然素材の家具はこうして大事に育てられた木材で作られます。
値段が高いものには理由があります。その理由は見ただけでは分からないかもしれませんが、関わる者がしっかり伝えていくことで納得していただけると思います。
Lif/Linが扱うリネンカーテンは素材が違いますが自然素材という点では同じです。五感で感じた自然を忘れず、自然との暮らしがどれだけ心を豊かにするかをお伝えしていきたいと思います。
これからもどうぞリネンカーテンLif/Linをよろしくお願いいたします。