「もう1つ子ども部屋があればいいのに」「リモートワーク用のスペースがあればもっと集中できるのに」など、部屋に関するお悩みは間仕切りカーテンを使うことで解決可能です。
「窓に使うもの」と思いがちなカーテンですが、パーテーションやのれんの代わりの間仕切りとして使えば壁や扉、目隠しなどの役割を果たしてくれます。
今回は間仕切りカーテンの使い方をはじめ、用途別の選び方やおすすめのカーテンを紹介しますので、ぜひご参考にしてください。
これまでカーテンを「窓のあるところにつけるもの」と思っていた方にはピンと来ないかもしれませんが、間仕切りカーテンには便利な使い方が何通りもあります。
まずは、間仕切りカーテンとはどのようなものを指すのか、どのように使うのかについて解説します。
目次
間仕切りカーテンとは
そもそも間仕切りカーテンとは、「部屋と部屋」を仕切るときに使うカーテンを指します。
例えば、病室のベッド周りに設置されているカーテンには、同じ部屋にあるベッドとベッドの間を仕切る役割がありますが、これと同じ役割を果たすのが部屋のなかを仕切る間仕切りカーテンです。
間仕切りカーテンとして販売されているものに限らず、窓用のカーテンを間仕切りカーテンとして使うこともできるため、比較的取り入れやすい方法といえるでしょう。
間仕切りカーテンの主な使い方
では、間仕切りカーテンはどのように使うのか、主な使い方を紹介します。
【1部屋しかない子ども部屋を2人で使うとき】
部屋数の関係で個室を与えるのが難しい場合でも、1つの部屋を間仕切りカーテンで2つに分けることで、子どもたちに自分1人のスペースを用意できます。
【1部屋のなかでプライベート空間と仕事部屋を分けたいとき】
間仕切りカーテンは、コロナ禍でリモートワークになった方にもおすすめです。
1つの部屋を仕事部屋とプライベート空間に分けられるだけではなく、リモート会議の際に背景を気にしなくても済みます。
【1ルーム(1Kの間取りなど)で玄関と居住スペースを区切る】
ワンルームあるいは1Kの場合、玄関から居住スペースが見える間取りは少なくありませんが、間仕切りカーテンを使えば玄関と居住スペースを区切ることが可能です。
【ウォークインワードローブが欲しいとき】
部屋数や収納スペースが足りなくてウォークインワードローブを作れないという場合でも、部屋の一角に間仕切りカーテンで壁を作れば、そこがウォークインワードローブ用の部屋になります。
【収納棚などを目隠ししたいとき】
お客様に見せたくない収納棚などの目隠しが欲しいときは、間仕切りカーテンを収納の扉として使いましょう。
間仕切りカーテンを閉めてしまえば見えなくなるので、部屋全体がすっきりとして見えます。
【階段からの冷気を遮断したいとき】
リビングと階段がつながっている場合、リビング階段の入り口に間仕切りカーテンをつけて、階段からの冷気を遮断しているご家庭もあります。
間仕切りカーテンは壁や扉、目隠しなど、さまざまな役割を持っています。「真似してみたい!」と思った方は、間仕切りカーテンの設置方法についても知っておきましょう。
間仕切りカーテンの設置方法
さまざまな使い方ができる間仕切りカーテンの取り付け方は2つあります。
・間仕切りカーテンはレール式が基本
まず、壁や天井にブラケット(レール取り付け部品)を設置して、カーテンレールを取り付けます。次に間仕切りカーテンを取り付けたランナーを、カーテンレールに入れれば設置完了です。
・ワイヤーロープを張ってカーテンを取り付けることも可能
壁や天井にワイヤーを張り、そこへ間仕切りカーテンを吊します。ワイヤーロープの端を壁や天井に固定する際は、一箇所につき2個~3個のワイヤークリップを使い、しっかりと固定してください。
ここにワイヤースライダーを通し、間仕切りカーテンとキャンバスハンガーでつなげばワイヤー式の間仕切りカーテンとして設置が完成です。
なお、設置する場所の幅によってはつっぱり棒でも代用可能です。
メリット・デメリット
実際に間仕切りカーテンを取り入れる前に、メリットとデメリットを知っておきましょう。あらかじめ知っていれば、「こんなはずじゃなかった」というミスマッチを回避できます。
メリット
●壁で仕切るよりも家族の存在(気配)を感じられる
1人でいるのが怖い小さなお子さまの部屋をリビングの一角に作りたいときは、間仕切りカーテンを使うことで安心感を得られます。
●プライベート空間を作ることができる
1人で集中して仕事ができる空間や、リラックスできる空間を部屋のなかに作れます。
●ドアの代用として使える
既存の間取りをライフスタイルに合った間取りに変更できるので便利です。
●冷暖房の効率を上げる
リビング階段の入り口に設置することで、リビングの冷暖房効率が上がります。
デメリット
●音が遮断できない、風で揺れることがある
壁や扉などと比較して遮音性が低く、固定されていないため、集中したい空間の間仕切りには向かないこともあります。
●取り付け工事費が発生する
自分で取り付けるのが困難な場合、業者に依頼する費用がかかります。
●部屋が小さくなる
既存の部屋を間仕切りカーテンで仕切るため、1つの部屋が小さくなります。
●移動の際カーテンの開け閉めが必要になる
開け閉めする場所が増えるため、移動する際に面倒に感じることがあります。
【用途別】おすすめ商品を紹介!
間仕切りカーテンのメリットとデメリットを理解し、用途別に求められる機能も考慮したうえで、おすすめの間仕切りカーテンを紹介します。
子ども部屋を分けるとき
子ども部屋を分けるときの間仕切りカーテンには、個々が集中できるよう防音性のあるものを選ぶとよいでしょう。
また、洗いやすいカーテンを選べば、子どもたちが汚した際もメンテナンスがしやすくて便利です。
リネンカーテンに含まれるペクチンという成分は抗菌・防汚効果が期待できるため、子ども部屋の間仕切りカーテンとしてもおすすめです。
定番のフィールドシリーズは、リネン素材のドレープ(厚手)生地で作られています。リネン本来の色合いを残しているため、どのような空間にも合わせやすいのが特徴です。
プライベート空間を作りたいとき
プライベート空間を作る際に高級感のあるカーテンを選べば、上質な空間を作ることができます。
自然光を取り入れたい場合は、レースカーテンやリネンカーテンという選択肢もあります。
フォレストシリーズはリネン素材のドレープ(厚手)生地に、植物をモチーフにした刺繡が施されています。デザインの評価も高く、上質な空間にぴったりのハイクラスなカーテンです。
寝室として使うとき
寝室のカーテンには遮光性のあるものが人気ですが、リネンカーテンは透過性が魅力です。厚手のリネンを選ぶか、遮光性のあるものと併用するのがおすすめです。
また、リネンカーテンを使う場合、寝具をリネンにすることで部屋には上質さと統一感が出ます。
上質な空間を作るフォレストシリーズは、寝室のカーテンや間仕切りとして最適です。
お客様からは、「寝室のカーテンとベッドリネンに上質なリネンを使うと心地よさがまったく違う」ということで、部屋の空気まで変わったように感じるという言葉をいただくこともあります。
上質な空間で上質な眠りを、ぜひ体験してください。
リネンカーテンは間仕切りとしても使える!
今回は間仕切りカーテンの使い方や、メリット・デメリットについて紹介してきました。
壁や扉、目隠しなどさまざまな役割をこなしてくれる間仕切りカーテンはうまく使うことで新しい空間が生まれ、生活の質も高くなります。
天井の高さに合わせた長さの間仕切りカーテンが欲しいという方には、Lif/Linのリネンのオーダーカーテンがおすすめです。
ロング丈やショート丈など、高さに合わせたぴったりサイズの間仕切りカーテンを、気軽にオーダーメイドできます。