今日から4月。
新しい月が始まると、また今月も頑張ろう!と思うのですが、
特に4月は“新年度”とも言うように、新しい環境で新しい生活が始まる方も多いと思います。
そこで今回は、リフリンのブログも初心に返って、リネンカーテンについてお話したいと思います。
“リネン”という素材は、最近では衣類や小物などでもよく聞くようになったと思いますが、
フラックスという植物の繊維を糸にしているのです。
フラックスはフランス北部や東欧などの比較的涼しい気候に育つ1年草です。
開花時期は6月から7月の中のわずか2週間程度。
しかも花が咲いているのは午前の間だけ。
という、なんともはかない植物です。
細い茎に可憐な青いお花というビジュアルとは対照的に、
手ではちぎれないほど丈夫な茎から、リネンの原料となる繊維が取れます。
フラックス畑
フラックスは“亜麻”とも呼ばれ、
『亜麻色の髪の乙女』や
『亜麻仁油』
として耳にされたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
麻は自然素材の繊維としても最も古く、その始まりは紀元前8000年頃。
と言われています。
そんな丈夫で繊維としての歴史も古い“リネン”ですが、
他にもリネンの特徴はたくさんあります。
細い繊維の中が、空洞になっているため、ここに水分を吸収し、
その通り道を通って水分を発散するため、
吸水性に優れている上に、乾きも早いのです。
今までリネンのお話をしてきましたが、
麻=リネン
と思われている方も多いと思います。
そもそも、麻というと20種類以上の植物が麻として挙げられます。
その中でも衣服などで使われる繊維としては、
リネン(=亜麻)
ラミー(=苧麻)
この2つが多いです。
リネンの繊維は細く柔らかくしなやかで、チクチクしません。
一方ラミーは太くて長い丈夫な繊維です。
ラミーは小千谷縮や近江上布などに使われていて、
少し張りのある素材ということが分かると思います。
それぞれの特徴を活かして使われているのですが、
リフリンのリネンカーテンは、リネンのみを使用しています。
リネンと聞くとチクチク・ゴワゴワというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、
リフリンのリネンのみを使用したカーテンは、柔らかく、くたぁ~っとした風合いです。
ぜひリネンについて知っていただき、
リフリンのリネンカーテンを実際にお手に取って
肌触りのよさをお確かめください。