こんにちは。
前回アップしました、ヒダ有のカーテンに続き、今回はフラットカーテンについて
お話したいと思います。
フラットカーテンはカーテンレールの長さに対して、1.1倍~1.3倍までどのくらい大きくするかによって、印象が変わることをお伝えしました。
印象が変わるだけではなく、カーテンを掛ける状況などによっても、
カーテンレールに対する倍率を考慮する必要があります。
■カーテンレールに対して1.3倍にする場合
カーテンレールが表面に出ている場合は1.3倍のフラットカーテンを選ぶことができます。
装飾レールといって、デザインや素材などを重視した、見せるタイプのカーテンレールの場合や、機能性レールといって、カーテンの開閉がスムーズにできるよう、機能を重視したカーテンレールでもカーテンボックスなどがなく、表に出ている場合は、1.3倍のフラットカーテンを選択することが可能です。
ただ、1つ注意しなければならないことがあります。
それは、カーテンを引っ掛ける環っか(=ランナー)の数です。
一般的には、ヒダを取るカーテンよりもフラットカーテンはフックの数が多くなるため、今まで2ッ山や3ッ山のヒダがあるカーテンから、フラットカーテンに変えたいという場合は、ランナーの数を確認する必要があります。
■カーテンレールに対して1.2倍にする場合
1.3倍にする場合と同様に、カーテンレールが表面に出ている場合でしたら、お好みで1.2倍を選択することもできます。
それ以外で1.2倍をお勧めする場合があります。
それは、
①カーテンレールの前に壁が下がっていて、カーテンレールが表から見えないようになっている場合(=カーテンボックスがある場合)
②厚手もレースもどちらもフラットカーテンにする場合のレースカーテン
です。
①も②もどちらも同じ理由なのですが、
一般的には、厚手のカーテンを朝と夜で開閉すると思います。
その際に、①の場合は、レールの手前に下がっている壁に
②の場合は、後ろ(もしくは手前)にあるレースカーテンに
開けた際に出っ張ってくる厚手のカーテンが干渉してしまうからです。
こういった場合は、カーテン自体の大きさを少し押さえてあげると、きれいに収めることが可能になります。
■カーテンレールに対して1.1倍にする場合
スッキリと1枚の布が掛かっている印象になります。
例えば、長さが200cmのカーテンレールに対して、
1.3倍の場合、カーテンの幅は260cm
一方、同じカーテンレールに1.1倍で作製すると、
カーテンの幅は220cm
と40cmも差が出ます。
それでもスッキリとリネンカーテンの素材感を感じたい。
という方には、1.1倍もお勧めです。
以前、お客様の声でもご紹介させていただいたお客様は、1.1倍で作製いたしました。
写真では分かりにくいですが、既に窓枠の中にロールスクリーンが付いていたため、
手前にLL3033のフラットカーテンを付けました。
その際、全部で4窓並んでいるため、あまりウェーブを出さずに、
スッキリとした印象にして、LL3033のストライプを楽しめるようにしました。
また、フラットカーテンの場合は、レールの見えるAフックをお勧めしていますが、
今回は頻繁に開閉をするわけではないため、敢えてBフックにしました。
◆お客様の声
カーテンレールの種類や、レールが付いている場所、
カーテンを掛けた時の雰囲気などなど、、、
ちょっとした配慮は必要ですが、型にはまらずご自身のお好きなスタイルを
選ぶことができるフラットカーテンです。