こんにちは。
皆さん、“生成り(きなり)”
という言葉は聞いたことがありますか?
“生成り”という言葉を調べてみると、
『染色あるいは漂白される前の,天然繊維の色。未ざらしの麻の色で,ベージュ,オフホワイト,明るい黄褐色などがある。素朴な感じに人気がある。』
『1 糸や布地の漂白していないもの。また、その色。
2 生地のままで、飾り気のないこと。』
などと、出てきます。
辞典などによっては、様々な解釈の仕方がありますが、
私たちが“生成り”と使う場合は、リネン(亜麻)そのものの色のことを言います。
リフリンの品番ですと、
フィールドシリーズ LL2001・LL2021・LL2101
エアリーシリーズ LL3001・LL4001
フォレストシリーズ LL5001・LL5011・LL5031・LL5041・LL5042・LL5043
などのベースの生地が“生成り”になります。
染色や漂白されていない、天然繊維の色のことを指しているので、
リネンの繊維が採れた時期などによっても、色味に微妙な違いが生じます。
同じLL2001ですが、下の生地の方が明るく感じませんか?
もし、同じお部屋に時期をずらして生成りのカーテンを取り付けた場合、
同じ品番であっても、多少色の違いが生じる可能性があります。
着色をして色を出す場合は、同じ色にする努力はできますが、
染色をしていない“生成り”はそのままを受け入れるしかありません。
自然素材を使っていただく時には、
寛容な心でそれぞれの個性を尊重していただければ嬉しいです。