こんにちは。
皆さん、リネンカーテンは生きている。って知っていますか?
“フラックス”という植物から、糸になり、そして生地になってからも、呼吸をしているのです。
“呼吸”と言うと、少しわかりにくいですが、空気中の湿気を吸ったり・放出したりしているのです。
空気中の湿気を吸うことで、カーテンが重くなり、丈が伸びたり、逆に空気中に湿気を放出することで伸びた丈が元に戻ったりと、環境によって変化をしています。
これは、リネンカーテンだけのお話ではなく、住宅で使われる無垢の床材や漆喰などの塗り壁にも、状態は違っていても、生きている証が見られる場合があります。
無垢の床材では、乾燥によって反りやねじれが出てひびが入ることもありますし、塗り壁も乾燥によってひびが入ることがあります。
カーテンの丈の伸縮や床や壁のひびなど、起きていることだけに注目すると、起きてほしくないことのように感じますが、それが呼吸をして生きている証だとしたら、なんだか愛おしくなりませんか?
同じカーテンでも、これだけ違います!
人間も体調がいい時・悪い時、機嫌がいい時・悪い時もあります。
そんな私たちと同じように、リネンカーテンも天気や季節を感じて毎日を生きているのかもしれません。
ぜひ、家族を一人迎え入れた感覚で、リネンカーテンを可愛がってあげてください。