こんにちは、夏のような日差しに元気が出るような、滅入ってしまうような複雑な気持ちです。
それにしても、夏の日差しは年々強くなっているように感じますよね。
そんな強い日差しを遮り、室内が見えにくいカーテンとして、“ミラーレース”というものがあります。
このミラーレースは、リネンカーテンにもありますか?
というお問合せをよくいただきます。
この答えは、『リネンカーテンにはミラーレースはありません』
となります。
今回は、このミラーレースに関してお話ししたいと思います。
まず、ミラーレースとは?というところからですが、生地に特殊な糸を織り込むことで、裏面が鏡のようなキラキラした状態になります。
その鏡のような面に当たった太陽光をミラーのように跳ね返すことで、室内が見えにくくなる。
というものです。
室内から見ると、一見透けにくい普通のレースカーテン。という感じですが、
裏面は、ミラーのようにキラキラした仕上がりになっているのが特徴です。
この“特殊な糸”は、やはり化学の力で作られたものなので、リネン100%のカーテンにはミラーレースは存在しないのです。
リネンに限らず、自然素材のカーテンにはミラーレースは存在しないことはご理解いただけたかと思います。
そこで、一般的なボイルレースと、ミラーレース、リネン100%のレースカーテンの見え方を比べてみました。
この写真のように、窓から結構近い場所(窓から15cm程度離れています)に椅子が置いていあります。
【一般的なボイルレースカーテン】
室内から見た感じは、外の様子がわりとはっきりとわかりますね。
外からも、椅子があるのがわかりますね。
【ミラーレース】
ボイルレースに比べると、うっすらと外の景色がわかる程度ですね。
外からは、椅子が全く分かりません。
【リネンレースカーテン】
今回はLL3002のレースカーテンで実験してみましたが、室内からは、ミラーレースよりも外の景色が見えません。
外からも、ミラーレースと同じくらい、室内が見えないですね。
リネンカーテンでは、特にミラーレースのような特殊な加工はしてませんが、糸の太さが均一ではないため、意外と室内も見えにくいのだと思います。
もちろん、ミラーレースのように、はっきりと機能を持ったカーテンは、目的が明確な分、選びやすく安心感もありますが、リネンカーテンでも、安心して使っていただけますよ。