カーテンを選ぶ際に、まずはスタイル(カーテンorプレーンシェード)や色・柄をどのようなものにするか決めることが多いと思います。
そこで今回は、選ぶ基準にもう一つ、素材(素材感)をプラスしていただくことを、おススメしたいと思います。
素材も素敵なインテリアのポイントです。 目次
- そもそも素材感とは?
- フラットカーテンやシェードは特に質感を大切に
- 空間全体のバランスを大切に
そもそも素材感とは?
素材感という言葉は、リネンカーテンLIf/Linでは、よく使ってしまう言葉ですが、言い換えると、質感という言葉が当てはまるかと思います。
質感という言葉だと、つるつるしている、ザラザラしている、というように、物の表面の状態を表現しているイメージがあります。
リネンカーテンの場合だと、ざっくりとした、とか、凹凸のある。という、素朴な印象の表現がふさわしいでしょうか。
凸凹の正体
リネンカーテンの凸凹の正体は、実は知らないと不良品だと思われてしまうようなものなんです。
その1つ目がネップと呼ばれる、糸の太い部分です。
リネンはフラックスという植物の繊維からできていて、その繊維を糸にする際に、化学繊維のような均一の糸ができないため、太い部分と細い部分ができます。
その太い部分をそのまま使っているので、凸凹した表面になります。
そして2つ目が、混入糸です。
その名の通り、他の糸が混入してしまったものです。
特に生成りや白の生地で目立つのですが、これもまた自然を感じる部分でもあります。
そして最後が、シワです。
シワは無いほうがいいのかもしれませんが、リネンの場合はこのシワがなかなか良い味にもなるのです。
フラットカーテンやシェードは特に質感を大切に
カーテンの中でも、ヒダをとらないフラットカーテンや上げ下げするシェードというスタイルの場合は、素材感が大切です。
その理由としては、フラットカーテンやシェードは1枚の布で魅せるものだからです。
フラットカーテンの場合は、多少ウェーブが出ますが、ヒダをとるスタイルよりは、カーテンの表情がよくわかりますし、シェードの場合は、カーテンを下げた際には、1枚の布が壁に掛かっている状態なので、生地の表情が際立ちます。
だからこそ、1枚の生地として見たときに、リネンのように生地がデコボコしていると、必然的に陰影ができ表情が豊かに見えるのです。
日本ではヒダのあるカーテンが一般的なので、フラットカーテンがみすぼらしく見えてしまう。という方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなフラットカーテンがリネンカーテンでは似合うのも、この素材感があるからこそなのかもしれませんね。
空間全体のバランスを大切に
カーテンを決める際には、色柄やスタイル・予算など、いろいろなことを気に掛けなければなりませんが、最終的には空間全体のバランスがとても大切です。
室内の仕上げや、配置する家具などと同様に、その一部であるカーテンも含め、“素材のコーディネート”をしてあげましょう。
素材も素敵なインテリアのポイントです。 まとめ
ネップやシワも素材感のひとつです。
コーディネートには素材感も大切にしてください。