梅雨明けの知らせはありながらも、蒸し暑い日々が続いていますね。
今の時期のように湿気が多いとき、横浜ショールームでずらりと展示しているLif/Linのリネンカーテンたちに目が行きます。
このリネンカーテンたちの裾のほうに目をやると…
丈の長さがバラバラになっていました。
このリネンカーテンたち、もともとの長さは同じ寸法で展示を始めています。
ところが、湿気の多いこの時期にはリネンの繊維に湿気が吸い込まれ、長さにも個体差が生まれるのです。
リネンの原料はフラックスという植物の茎からできています。
自然の素材でできていればそのものは呼吸をし、湿気を吸うことで膨張したり、湿気を吐き出すことで元に戻ります。
この呼吸のような動きが、私たちの暮らしをとても快適なものにしてくれているのです!
湿気を吸うことで伸び、湿気を吐き出すことで元に戻るこの動きは、いわばお部屋の湿度を整えてくれている証拠。
湿気が多いとき、なんだかだるさや疲労感を感じることがありませんか?
実際、湿度が高いとダルさや疲労感、その他にもカビを発生させやすくなったりと人体に悪影響を及ぼす可能性が高くなります。
お家を建てられる際に、漆喰や珪藻土などの塗り壁にこだわられる方も増えてきていますが、あの漆喰や珪藻土にも、リネンカーテンと同じ調湿効果があります。
漆喰や珪藻土、そしてリネンカーテンが持つ自然素材の力は、リラックスして過ごしたい大切な家の中で大きな役割を担ってくれます。
見た目の風合いだけでなく、こうした自然の力は機能面でも癒しや快適さを感じさせてくれているのです。
リネンカーテンをお使いになると、ある日にはショールームのカーテンのようにちょこんっと床に着いているときがあると思います。
そんなときには「今日は湿気が多い日なんだ」と湿度計の代わりに変化するリネン姿を楽しんでいただけたら嬉しい限りです。