こんにちは。
新入社員の千葉です。
本日は、リネン素材の特徴である”ネップ”についてお話します。
ネップとは
リネン素材は植物のフラックスという、茎の繊維から作られています。
そのため繊維自体が不均一な太さになっているのが繊維構造の特徴です。
細い糸があったり、太い糸があったり。
それは、自然素材だからこその表れです。
リネン素材をよく見てみると、太い糸が所々に見受けられるかと思いますが、それが”ネップ”と言われる部分です。
下の写真ですと、ちょうど真ん中あたりにネップが混じっています。
ネップはたて糸、よこ糸どちらにも見ることが出来ます。
ちなみに不均一の太さのネップですが、それがあることでほつれやすくなったりすることはないのでご安心ください。
ネップはリネンカーテンの表情を豊かにしてくれる存在です。
拡大してみたときは、ネップの部分が目立って見えたかもしれませんが、今度は全体的に見てみましょう。
少し濃く見える点や線の部分がネップです。まばらにネップの点や線があることで、自然とカーテンの表情に揺らぎがでてきます。
なんだかこの自然な揺らぎが、川のせせらぎにも見えてきます。
ネップのこのまばらな表情が、お部屋の窓にかけたとき素朴な風合いになってお部屋に映えてくれるのです。
ネップがある糸で織られたからこそ、リネンカーテンは窓際で豊かな表情を見せてくれます。
揺らぎのあるリネンカーテンからこぼれる自然光は、まるで木漏れ日の様なやさしい光へと変えてくれるでしょう。
リネンの優しい風合いは、自然素材ならではのネップのおかげなのですね。
ネップ以外のリネンの魅力は他にも