夏真っ盛りのこの頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
今日はリネン素材についてお話をしていきたいと思います。
知っているようで意外と知らないリネンの奥深さを感じ取ってもらいたいと思います!
昔と比べてリネン素材の認知度も高まり、目にする機会や聞いたことがあるという人は増えました。
リネンはさらっと心地よく身につけられるので、この時期にはうってつけの素材です。
皆様はリネンってどのような素材なのかご存知でしょうか?
意外と知っているようで知らないことも多いかもしれません。
これはリネンの素材の元の植物の「フラックス」です。
この植物を乾燥させた茎の繊維からできている糸がリネンのもとになります。
リネンの歴史は古く紀元前3500年前から使われていたといわれています。
リネンが好きで生活の中に取り入れているファンの人も多く、洋服や寝具、雑貨でもリネンを多く見かけます。
使い込むごとにより柔らかく変化をしていき、数年使い込んだリネンは新品にはない独特の風合いをがでてきます。長く愛用をして使う方が多いのも頷けます。
ヨーロッパではアンティークリネンが高値で取引もされているほどです。
またよく誤解されることも多いのですが、
リネン=麻ではないということです。
麻は植物の繊維の総称で、リネンはその中の一つになります。
他にもラミー(苧麻)、ヘンプ(大麻)、ジュート(黄麻)、ケナフ(洋麻)など種類も豊富です。
その中でもリネンは麻の仲間で一番滑らかで柔らかい素材になります。
ヨーロッパでは古くから下着にも使われている素材ですので、リネン(linen)という言葉がランジェリー(lingerie)の語源にもなったといわれています。
私たちはこのリネン生地をカーテンとして日々皆様にご紹介をしています。
窓周りのインテリアとしても、とても素敵に演出をしてくれます。
またカーテンの開け閉めの際に、触れるリネンの肌触りのとても心地よく毎日の楽しみの一つにもなってくれるのではないでしょうか?
リネンの特徴してよく紹介される特徴として
丈夫で長持ち
綿の2倍、ウールの4倍の強度を持つと言われています。
汚れにくい
繊維に含まれるペクチンが糊のような役目を果たしてくれて、汚れが繊維の奥まで入り込むのを防いでくれます。
吸水性・発散性に優れている
ストローのような中空構造をしているので、通気性に優れています。
といったことがあります。
反面知ってもらいたいこととして
シワになりやすい
繊維の中では最もシワになりやすいと言われています。
洗うと縮む
使い始めのリネンは特に水に濡れると乾く際に縮みます。何度か洗うことによりサイズも落ち着いていきます。
化学繊維と比べると日焼けしやすい
といった個性もあります。
自然素材は一長一短も特徴がありますので、それぞれの特徴を理解しているとより愛着も持ちながら使っていくこともできます。
そんなリネンを身近に置いた暮らしをぜひこれから取り入れているのはいかがでしょうか?