今朝は、少し肌寒さを感じる朝でしたね。
10月も半ばをむかえ、少しずつ秋の空気になってきました。
ところで、リネンと聞くと夏のイメージがありませんか。
「涼しい」「さらっと」「軽やか」
そんな言葉が並びそうです。
湿度が高い夏は、発散性の高いリネンを着ていると気持ち良いですね。
でも、実は、寒い季節でもリネンの生地はその季節性に合った特徴があります。
中空構造(繊維の中に空気の層ができています)になっているリネンは湿度が多い時期には水分を繊維に取り込み、乾燥してくれば水分をはきだします。そんな風に調湿作用があります。
また、中空構造になっていることで自然の断熱性能を兼ね備えています。外気温と室内の暖かさが交わりにくいよう、空気を遮断してくれます。そんな断熱性もカーテンとしての重要な役割であり、リネンカーテンが一年を通して愛用できる理由です。
そんな断熱性を夏場に体感していました。私の部屋には東側に面した窓があるのですが、夏の朝は朝陽を強く受けます。朝目覚めて一番に、東側に面した窓のリネンカーテンを開けるのですが、開けた瞬間に感じる窓辺の空気は「熱い!」ものでした。
でも、リネンカーテンを開けるまで、部屋側ではそんな「熱い!」空気は感じません。リネンカーテンが空気の熱を遮り室内に通していないからですね。
同じように寒い季節には寒気を遮り室内を暖かく保つ作用があります。
近年、住宅で使用される断熱材や窓の性能(二重サッシなどの高断熱ガラスなど)が高まり、カーテンの性能として断熱性を求めることが少なくなっているのも事実です。そのため、カーテンの生地も昔に比べれて随分薄くなりましたよね。
自然の性能に守られる安心
とっても心つよいリネンのカーテンです。