リネンカーテンとの暮らしを楽しんでいらっしゃる方から「リネンカーテンの透け感が素敵!」という感想をいただいています。
そんな感想を知った方がリネンカーテンを使ってみたいと思われたり、また、自然素材にこだわりたいという思いからリネンカーテンをご検討いただいている方は多くいらっしゃいます。
そこで、お問合せも多く不安点として挙げられるのが「リネンカーテンがどれくらい透けるのか」です。
「透け具合」といっても気になる点はいくつかあると思います。
今回は、気になる透け具合として
「中から外がどれくらい見えるのか」
「外から中がどれくらい見えるのか」
の2点を
1.レースとドレープ(厚手)の昼と夜の見え方の違い
2.レース2枚使いの昼と夜の見え方の違い
3.色の違いによる見え方の違い
について、それぞれお伝えいたします。
目次
1.レースとドレープ(厚手)の昼と夜の見え方の違い
レース1枚で過ごされる方、ドレープ(厚手)のみでお使いをご検討の方、レースとドレープ(厚手)を合わせて使いたいがそれぞれの透け具合が気になる方が分かりやすいように昼間と夜とそれぞれお伝えいたします。
【昼間】中→外の見え方
まずは「昼間に中から外がどれくらい透けて見えるのか」を見てみましょう。
エアリーシリーズ(薄手レース):左-LL3001、右-LL3002
どちらも外の景色のシルエットが透けて見えますが、くっきりという程ではありません。
織りも密度も同じですが、LL3001(生成)はよりナチュラルに、LL3002(白)はスッキリとした印象です。
昼間は外の景色を楽しめるくらいに透けている方が圧迫感がなくリラックスできるのではないでしょうか。
フィールドシリーズ(厚手):左-LL2001、右-LL2002
こちらは厚手のためレースのような透け感はなく、外の様子は見えません。
カーテンが昼間の太陽光を受けているため、リネン生地を通して光はやわらかく感じられます。
日差しのきつい窓でしたら、フロントレースにして手前にレースをつけて軽やかな雰囲気はいかがでしょうか。
【昼間】外→中の見え方
次は、「昼間に外から中がどれくらい透けて見えるのか」を見てみましょう。
エアリーシリーズ(薄手レース):左-LL3002、右-LL3001
本当にレース?と思ってしまう程、昼間は中から見るほど外からは透けません。
最近の窓にはLow-E複層ガラスが標準仕様であることも多く見受けられます。室外側のガラスをLow-E金属膜でコーティングした窓は、太陽光をカットする効果があります。それだけではなくうすく色が入っていることで昼間は窓ガラスが反射したり、外の景色が窓ガラスに映りこむため、中の様子は見えないのです。
そんな窓の効果もあるため安心ですね。
フィールドシリーズ(厚手):左-LL2002、右-LL2001
昼間は外が明るく、中の方が暗くなりレースだけでも見えにくいため、厚手ですと更にしっかり見えにくくなります。
生地の厚みがある分、外の光はレースより遮られます。
【夜】中→外の見え方
次は、「夜に中から外がどれくらい透けて見えるのか」です。
昼間は部屋の中から外の様子は透けて見ることができ、外からはレースのみでも見えにくいことが分かりました。
夜の場合はどうでしょうか。
エアリーシリーズ(薄手レース):左-LL3001、右-LL3002
夜になると外の明るい所が透けて見えます。
室内の照明効果で違う色に見えますがLL3002は白い生地です。LL3002(白)の方が外が見えにくくなっています。
昼間よりも生地が濃い色で、ふわっとしているイメージからしっかりしているように見えますね。
フィールドシリーズ(厚手):左-LL2001、右-LL2002
薄手レースより厚手ドレープの方が外が見えにくくなりました。
薄手レースほどではないですがLL3001(生成)の方が外の明かりがほのかに見えます。
フィールドシリーズ(厚手)+エアリーシリーズ(薄手レース):左-LL2001+LL3001、右-LL2002+LL3002
厚手ドレープと薄手レースをいっしょに使うと、外は全く見えません。
【夜】外→中の見え方
次は、一番気になるところではないでしょうか。「夜に外から中がどれくらい透けて見えるのか」です。
エアリーシリーズ(薄手レース):左-LL3002、右-LL3001
昼間は中の様子はほぼ見えませんでしたが、部屋の灯りがついたことで外より中が明るくなったためにかなり透けて見えるようになりました。
やはり濃い色の方が見えにくいため、レース1枚で過ごす予定で外から透けることが気になる方は濃い色を選ばれた方がよさそうですね。
レース1枚ですと夜は外から見えやすいため、人通りの多い通りに面した窓は注意が必要です。
※向かいの大きな建物の灯りが反射して映っています。
フィールドシリーズ(厚手):左-LL2002、右-LL2001
厚手だと、照明部分の灯りが透けて見えていますが、レースのように中の様子は透けることはありません。
LL2002(白)でも充分透けるのを気にせず過ごせそうです。
※向かいの大きな建物の灯りが反射して映っています。
フィールドシリーズ(厚手)+エアリーシリーズ(薄手レース):左-LL2002+LL3002、右-LL2001+LL3001
2枚重ねですと灯りも漏れず、全く中の様子は分かりません。
外からの視線を気にせずリラックスして過ごしたい方には、厚手とレースのダブル使いが安心です。
※向かいの大きな建物の灯りが反射して映っています。
2.レース2枚使いの昼と夜の見え方の違い
こちらもお問合せが多い「レース2枚使いの昼と夜の見え方」はどうでしょうか。
レース1枚だと不安ですがレース2枚なら見えにくくなりそうです。
実際に見てみましょう。
【昼間】中→外の見え方
「昼間に中から外がどれくらい透けて見えるのか」を見てみましょう。
エアリーシリーズ(薄手レース)2枚使い:LL3002+LL3002
レースとは言え2枚重ねると、ドレープ1枚より透けて見えません。
光の量も減りますし、2枚重ねるため1枚よりも断熱効果が高まります。
レースらしいやわらかさは感じられるため、色違いの組み合わせも素敵になりそうです。
【昼間】外→中の見え方
次は、「昼間に外から中がどれくらい透けて見えるのか」を見てみましょう。
エアリーシリーズ(薄手レース)2枚使い:LL3002+LL3002
昼間はレース1枚でも透けて見えにくかったため、2枚ですとほとんど見えません。
【夜】外→中の見え方
次は、レース2枚で「夜に外から中がどれくらい透けて見えるのか」です。
エアリーシリーズ(薄手レース)2枚使い:LL3002+LL3002
照明がついている所はほのかに見えていますが全体的にほぼ見えない状態です。
レース2枚で透け具合が気になっている方は夜もしっかり透けないためご安心ください。
3.色の違いによる見え方の違い
最後に、「色の違いによる夜の見え方の違い」です。
Lif/Linのシリーズの中でも織りが密で透けにくい生地で比較してみました。
LL2168は濃紺糸と黒糸で交互に織られたとても濃い黒に近い色の生地です。
LL2164は光沢のあるきれいな黄色の人気のある生地です。
それでは比較していきましょう。
【夜】中→外の見え方
フィールドシリーズ(厚手):左-LL2168、右-LL2164
どちらも織りが密なため透けて見えることはありませんが、外の灯りはLL2168の方が見えるようです。
【夜】外→中の見え方
フィールドシリーズ(厚手):左-LL2164、右-LL2168
やはり濃い色のLL2168の方が透けにくくなっています。
今回は窓から1mくらいの近いところから撮影しましたので、灯りがぼんやり見えているように感じますが離れていれば透けて見えることはありません。
外からは濃い色の方がより透けないようです。
※向かいの大きな建物の灯りが反射して映っています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
光の透け感が美しいLif/Lin(リフリン)リネンカーテンは、組み合わせ次第で夜の見え方も調節できますので安心です。
昼間はLif/Lin(リフリン)ならではの「光の透け感」や「素材の風合い」を楽しんでいただき、夜はしっかりプライベートを守りながら落ち着いた雰囲気でリラックスしてお過ごし下さい。