引っ越しや新築などでオーダーカーテンの注文を検討する際、気になるのは「納期にどれぐらいかかるのか」ということではないでしょうか?
カーテンは、引っ越した初日から必ず必要になるものの一つです。しかし、オーダーカーテンは、サイズや生地・デザインなどお好みに合わせて1枚ずつ縫製されるため、完成まである程度時間がかかります。
そこで、ここではオーダーカーテンの納期の目安と、納期で失敗しないために必要な準備や、決めておくべきことを詳しく解説します。
目次
オーダーカーテンと既製カーテンの納期の目安
オーダーカーテンと既製カーテンでは、納期に大きな違いがあります。それぞれの納期までの日数や、なぜ差があるのかを見ていきましょう。
併せて、リフリンのオーダーカーテンの納期についても詳しくご紹介します。
オーダーカーテンと既製カーテンの納期の目安
カーテンには、大きく分けて「オーダーカーテンと既製カーテン」の2種類があります。
オーダーカーテンは幅・丈ともに1cm刻みで希望どおりのサイズ設定ができ、デザインや細部の設定などもお好みに合わせて選択可能です。
ただし、納期までには多少時間がかかるため、前もって購入準備をしておく必要があります。カーテンの納期までの目安はメーカーごとに異なりますが、1週間から3週間程度と考えておくとよいでしょう。
一方で既製カーテンは、おもに海外で大量生産されていることが多く、規格で決められたサイズから選びます。
在庫があれば即日持ち帰りや即日出荷が可能なため、すぐに使いたい場合には便利です。
オーダーカーテンの納期がかかる理由は?
オーダーカーテンは、注文を受けてから生産される「受注生産」です。サイズだけでなく、デザインなどの選択肢のバリエーションが多いカーテンであるのも特徴の一つ。
例えば、ヒダ数をフラット・1.5倍・2倍などから選べるほか、吊るし方や開き方、タッセルの有無なども自由に選択できます。
これらのオーダーカーテンを個別に受け、自社工場で一点一点丁寧に縫製が行なわれるので、ある程度の期間が必要となります。そのため、既製カーテンと比べると納期までに時間がかかってしまうのです。
Lif/Linリフリンのオーダーカーテン納期は約2~3週間
リフリンでは、見た目だけでなくカーテンの耐久性や寸法の安定性、型崩れ防止などにもこだわっていて、生地と同じくらい縫製を大切にしています。
納期の目安はご注文から2週間、時期によっては3週間のお時間をいただいています。
また、リネンの生地自体が入荷待ちの場合、数ヵ月お待ちいただくこともあります。
代金引換・クレジットカード決済の場合は、ご注文確定後、縫製に14日ほどいただき、縫製終了後に発送となります。
銀行振込の場合は当社にて商品代金のご入金確認後、14日以内にカーテンを発送いたします。
リフリンのリネンカーテンではオプションで防炎加工を施すことも可能です。この場合は通常納期にプラス1週間程度が目安となります。
納期に関する注意ポイント
受注生産で丁寧に作られるオーダーカーテン。早い時期に問題なく納品されるようにするには、具体的にどのような点に注意しておけばよいのでしょうか?
引っ越しにともなうオーダーは余裕をもって
引っ越しなどでカーテンを新しくする場合に大切なのは、納期に余裕をもってオーダーすることです。
引っ越し手続きや作業で忙しいと、ついカーテンのことは後回しになりがちですが、万が一引っ越し当日に間に合わなければ、室内の様子が外から丸見えになってしまいます。
以前に使用していたカーテンがあったとしても、窓の数やサイズが異なって対応しきれない場合もあるでしょう。
そのため、できれば引っ越し予定日よりも前に届くようにしておくと安心です。
オーダーカーテンはサイズを測ったりデザインを考えたりなど決定事項が多いため、2~3ヵ月前から準備を始めることをおすすめします。
繁忙期を考慮しておこう
一般的には、3~4月の引っ越しシーズンや大型連休前後などが、カーテン業界の繁忙期とされています。
スムーズな納品を希望するなら、この時期はしばらく避けたほうがよいでしょう。どうしてもこの時期に重なるという場合は、通常よりも早めに注文するなどの対応がおすすめです。
上記に限らず、繁忙期には各社多少のずれがあるため、納期は事前に確認しておいてください。
オーダーカーテンは返品や交換ができません
オーダーカーテンは受注生産のため、基本的に返品や交換は受け付けていません。
また、リフリンでは、お客様の採寸間違いや品番間違いによる商品の返品・交換はお受けできませんので、あらかじめご了承ください。
せっかくのオーダーカーテンで発注間違いがないように、品番やサイズなど希望納期に合わせた入念な事前準備が大切です。
オンラインショップで購入する際は、注文フォームの入力間違いなどにも十分注意しましょう。
希望の時期にオーダーカーテンを手に入れるには?
オーダーカーテンを注文する際には、採寸やデザインなどさまざまな事前準備があります。
直前になり慌てて決めたために、うっかり間違えてしまった……ということのないように、本当に気に入るものを集中してじっくりと選びたいですよね。
希望の納期に確実に間に合わせるには、どのような点に注意をすればよいのでしょうか。
採寸
最初に把握しておきたいのが、カーテンのサイズです。
天井から床面まで縦幅があり、出入りができる「掃き出し窓」は、カーテンが床に擦らない程度に床から1~2㎝短く設定するのが一般的といわれています。
窓からの出入りがない腰の高さほどの「腰高窓」では、窓枠下部より15~20㎝長めにするのが一般的です。
幅には多少のゆとりが必要で、レールの幅が200㎝を超える場合は10㎝プラスしておけば大丈夫でしょう。
次に、カーテンの仕上がり幅の一般的な目安をご紹介します。
オーダーカーテンで採用されることの多い3つ山2倍ヒダや、既製カーテンで採用される2つ山1.5倍ヒダなどのレギュラーカーテンは、一般的にレールの寸法に対して5%プラスした大きさになります。
ヒダのないフラットカーテンは、レールの寸法に対して30%プラスして作製するのが一般的です。
なお、リフリンのリネン生地は、水洗いで約5~10%、ドライクリーニングで約1%縮みます。
自宅で気軽に洗濯をしたい場合は、縮みを計算してあらかじめ長めに仕立てるようにするか、防縮加工のオプションを付けることをおすすめします。
生地やデザインの選択
必要なサイズを計算したら、部屋のテイストや色合いに合わせた生地やデザインを選びましょう。
「実際に生地の質感や色合いを確認したい!」という場合は、リフリンの生地サンプルの申し込みがおすすめです。15㎝×18㎝の生地サンプルを、お一人様6点まで無料でお申し込みいただけますので、ぜひご利用ください。
ヒダ数を決める
ヒダには、2倍・1.5倍・フラットの3種類があります。
倍数は、仕上がりサイズに対して使用する生地の分量を表していて、フラットというのはヒダのない形状のことです。
2倍ヒダは深いドレープで、高級感を演出してくれます。仕上がり幅の2倍の分量の生地を使用するため保温性もアップし、機能的です。
1.5倍ヒダは、すっきりとしてカジュアルかつ穏やかなウェーブ感が楽しめます。部屋をよりシンプルに仕上げたい方は、ヒダを取らないフラットカーテンがおすすめです。
フック・開き方・タッセルの有無・オプションの確認
フックは、カーテンを吊ったときにレールが見えるタイプのAフックと、レールが隠れる
タイプのBフックの2種類があります。
おしゃれな装飾レールを見せたい場合や、レールを隠すカーテンボックスが付いている場合などはAフックがおすすめです。
シンプルな機能性レールを見えないようにしたい方は、Bフックを選びましょう。
開き方は、両開きまたは片開きを選択します。120~130cm程度の小さな窓では片開き、それ以上の大きな窓では両開きを使用することが一般的です。
他にも、カーテンを束ねておくためのタッセルの有無や、必要に応じて防縮加工や防炎加工のオプションについても検討しておきましょう。
余裕をもって準備をしよう
オーダーカーテンと既製カーテンの納期の目安や、スムーズに手元に届くようにするための注意点、事前準備などについてご紹介しました。
オーダーカーテンは希望に合わせて細かいところまで自由に決めることができる反面、一点ずつ丁寧に仕上げるため、ある程度の納期が必要です。
採寸やヒダ数・生地やデザインなど、決定事項も多岐にわたるので、お気に入りのカーテンを手に入れるためにもしっかり考えたいですよね。
引っ越しなどあらかじめ日程が決まっている場合は、それよりも早めに納期を設定し、余裕をもって準備しておきましょう。