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フラットカーテンを検討している方へ

カーテンを選んでいると、度々目にする「フラットカーテン」。

フラットカーテンとはヒダをとらないカーテンのことで、リネンカーテンではすっきりとした雰囲気があることから人気のスタイルです。

しかしながら、ヒダのあるカーテンとは少し違う部分もあるため、事前に注意する点がいくつかございます。

今回はフラットカーテンをご検討いただく際に知っておきたい、メリットやデメリット、注意点などを詳しくご紹介します。

フラットカーテンとヒダありカーテンの違い

フラットカーテンとは、カーテン上部のヒダをとらないカーテンですが、ヒダをとるカーテンが一般的な日本人にとっては、少し物足りなく感じる方もいるかもしれません。

でも、素材感のあるリネンカーテンは、その素材感を存分に感じることができ、また少しラフな印象にもなるため、フラットカーテンが良く似合います。

ヒダのあるカーテン

LL2001LL3002の2つ山
オーソドックスな見慣れたカーテンで、存在感はあります。

フラットカーテン


1枚の布をサラッと掛けたような、軽やかさがあります。

フラットカーテンの印象を決める「幅の倍率」について

フラットカーテンを選ぶには、「幅の倍率」が印象を決める重要な要素となります。
こちらについて詳しく解説していきますね。

カーテンの仕上がり幅を決める際には、カーテンレールの長さが基準になります。

ヒダのあるカーテンの場合は、レールの幅に対して5%プラスすることが多いですが、フラットカーテンの場合は、レールの幅に対して30%プラスすることが多いです。

5%と30%とは大きく違いますね。
それはなぜかと言うと、ヒダのあるカーテンは既にヒダをつまんだ部分でたくさん生地を使っているからです。

3ッ山2倍ヒダ・・・カーテンレールよりも約2倍の幅の生地を使用する
2ッ山1.5倍ヒダ・・・カーテンレールよりも約1.5倍の生地を使用する
フラットカーテン(1倍ヒダ)・・・ヒダがないため、好きな幅で作成できる

ですので、レールの幅と同じ寸法のフラットカーテンを作製することもできますし(Lif/Linではおすすめしませんが…)、レールの幅に対して30%や40%プラスして作成することもできます。

レールの幅に対して、どの程度大きくするのかによっても、印象的は変わってきます。

例えば、こちらの異なる倍率ごとの施工例をご覧ください。

▼フラットカーテン1.3倍

▼フラットカーテン1.2倍

▼フラットカーテン1.1倍

倍率が小さくなれば、ウェーブも緩やかになります。
反対に、倍率が大きくなればなるほどウェーブがたっぷりとできるので、ラグジュアリーな雰囲気がでます。

さて、ここまでフラットカーテンの雰囲気についてご紹介してきました。

次に、気になるフラットカーテンのメリットとデメリットをお伝えします。

フラットカーテンのメリット

フラットカーテンのメリットは、主に2点あります。

1点目は、ラフでカジュアルなお部屋の雰囲気を楽しめる点です。

全体的にナチュラルな雰囲気になるので、リネンの素材感ともとても相性のよいスタイルになります。

既成のカーテンでも探すのが少し難しいので、せっかくオーダーカーテンを検討するならぜひ候補に挙げたいスタイルです。

フラット

2点目は、特に柄デザインの生地の場合はそのデザイン全体をみて楽しめる点があります。

ヒダの場合は、どうしても柄が見えにくい箇所ができてしまうのですが、一枚の布のようなフラットカーテンですとお気に入りのデザイン生地も全面に楽しめますよ。

リフリンの場合は、特に刺しゅうをあしらったフォレストシリーズがおすすめです。

LL5021フラット

フラットカーテンのデメリット

一方、フラットカーテンのデメリット(懸念点)としては、カーテンを開けた時の束がヒダありのカーテンと比較すると大きくなってしまう事です。

ヒダありカーテン・・・すっきりと納まる
フラットカーテン・・・ウェーブがある分膨らみがある=窓を少し塞いでしまう可能性がある

レール幅が短めの場合は問題ないですが、特に大きな窓や片開きのカーテンの場合はカーテンの束の膨らみが大きくなってしまいがちです。


気になる場合は、上記写真のようにあえてこの膨らみを利用して束ね方をふんわりとさせてみると良いかもしれませんね。

フラットカーテンの注意点

フラットカーテンを選ぶ際に注意する点も併せてご紹介します。

①フラットカーテンを2重にする場合

カーテンは、一般的に室内側の厚手のカーテンと、窓側のレースカーテンを2重に掛けることが多いです。

そうなると、手前の厚手のカーテンも窓側のレースカーテンもフラットカーテンにすることが多いです。

その際に、一般的な機能性レールをお使いの場合(レール間隔が狭い場合)は、Lif/Linでは手前の厚手のカーテンはレールの幅に対して30%プラスした寸法で作成することをおすすめしていますが、窓側のレースカーテンは20%程度に抑えることをおすすめしています。

それはなぜか?

答えは、手前の厚手のカーテンと窓側のレースカーテンがカーテンの開閉の際に干渉してしまうからです。

フラットカーテンは、カーテンを開けた際にフックとフックの間の生地がレールの手前と後ろに交互にたたまれます。

その際に、窓側のレースカーテンのウェーブが小さく抑えられれば、厚手のカーテンとの干渉を避けることができるのです。

ということで、Lif/Linでは、フラットカーテンを2重にする場合は下記の仕上がりサイズで製作する事をおすすめしております。

・厚手のカーテン:レール幅×1.3倍(レールの幅に対して30%)
・レースカーテン:レール幅×1.2倍(レールの幅に対して20%)

※ただし、レール間隔が比較的開いており干渉しない場合は倍率を揃えていただいても大丈夫ですよ。

②フックを選ぶならAフックを

カーテンには主に2種類のフックがございます。

Aフック:レールが見えるタイプ(天井付)
Bフック:レールが隠れるタイプ(正面付け)

フラットカーテンの場合は「Aフック」を選ばれることをおすすめします。

理由は、先程少しふれた内容と同じく、ウェーブがレールの奥まで行くため、Bフックの場合だとカーテンの開け閉めがスムーズにいかない場合がございます。

例えばBフックの場合、下記写真のようにカーテンがレールに干渉してしまいます。

一方、Aフックの場合はレール下にカーテンがつくためご覧の通り綺麗に収まっていますね。

その為、フックの種類を選ぶ際は「Aフック」をおすすめします。

もし、レールが隠れる事を重視したい場合かつ、あまりカーテンを開け閉めしない場合でしたらBフックでもご注文いただけます。
予め、上記の注意点についてご了承のうえお申込みくださいませ。

さて、ここまでフラットカーテンのメリットやデメリット、特徴などをご紹介してきました。

最後に、フラットカーテンを取り付けたお部屋のお写真を見ていきましょう。

フラットカーテンの施工例

ここからは、実際にフラットカーテンをお使いいただいているお客様の施工例をご紹介していきます。

フラットカーテン
大阪府 O様

LL2002
新潟市 K様

LL2169
兵庫県 N様

神奈川県 S様

お使いのお客様の声

新潟市S様

フラットLL5031/LL2133
LL5031を選んだ大きな窓は、玄関から入って真正面に見える場所なので、華やかな刺繍の入った生地にしました。
家族も多いので、みんなで過ごすリビングのカーテンを選ぶときも、それぞれの意見がありましたが、最終的にはこの組み合わせにして家族全員が気に入っています。
また、最初はカーテンといえば2倍ヒダでしょ!と思っていましたが、刺繍を活かすためにフラットカーテンを提案されて、このスタイルにしてよかったです。
特に日差しが差し込んだときが綺麗で、お客様からの評判もとってもいいです。

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逗子市M様

フラットカーテン
家を新築する際、可能な限り天然素材のものにこだわった家造りを心掛けました。
カーテンについても同様、天然のリネンカーテンをオーダーしようと決めていました。ところが、なかなかこれといった逸品に巡り合えず、店舗やネットをさまよっていたところ、リフリンに出会い、店舗で現物に触れ、迷うことなく注文に至りました。

リネンカーテンは時間によって、様々な表情を見せてくれます。
差し込む陽射しを柔らかくしてくれるので、見ていてとても癒されます。
これからも、また違う表情を楽しみに、末永くお付き合いできそうです。

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playlist_add_checkフラットカーテンを検討している方へ まとめ

いかがでしたでしょうか。

ラフですっきりとした印象のあるフラットカーテン。倍率などによっても仕上がり方が様々なので、ぜひオーダーカーテンで、お好みの倍率理想のカーテンをつくられてみてはいかがでしょうか。

フラットカーテンはカジュアルな雰囲気を楽しめる
幅サイズはレール幅×1.3倍をおすすめ
2重の場合は、奥(レース)カーテンの倍率を小さくする

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