近年、キッチンやトイレ、リビングなどに小窓がある住宅が増えています。小窓は光の取り入れや空気の通り道など、さまざまな機能を持ちます。
大きな窓にカーテンは必須ですが、小窓にもカーテンを取り付けるとさまざまなメリットがあるのです。
そうは言っても、
「どんなスタイルを選べばいいんだろう?」
「なかなか窓に合うサイズが見つからない!」
という方も多いと思います。
そこで今回は、小窓にカーテンをつけるメリット・機能と選び方・取り付け方について解説します!また、小窓のサイズにぴったりなオーダーカーテンも合わせて紹介します。
目次
小窓にカーテンを取り付けるメリット
小窓にカーテンを取り付けるメリットを4つ紹介します。これまで小窓にカーテンを取り付けたことがない方は、カーテンの機能と役割を把握しましょう。
①外から見えにくくする
・キッチン
・お風呂
・トイレ
・階段上、階段下 など
小窓の位置によっては外からの視線が気になる場合があります。
小窓にカーテンを取り付けると外からの視線が遮られ、プライバシーを守ることにつながります。
②日差しを調整できる
小窓があると光が差し込み、部屋がより明るくなります。しかし、小窓から直射日光や西日が差す場合、カーテンがないと日差しがダイレクトに入ってしまいます。
もしカーテンが付いていない場合、
・部屋が暑くなる
・日差しがまぶし過ぎる
・紫外線が気になる など
様々なデメリットが生じます。私も家に小窓がたくさんありますが、全てカーテンが付いています。特に夏場などはかなり強い日差しが差し込むので、日当たりの強い窓に関してはなるべく取り付けることをおすすめします!
小窓にカーテンを取り付けると、暑いときは締める、寒い日は開けるなどして、光の量を調整できます。
上のようにリボンやタッセルで縛るのもお洒落で可愛らしいですね。
③窓からの暑さや寒さを防ぐ
窓ガラスがむき出しになっていると、外気の影響を受けやすくなります。
窓は締め切った状態でも熱が出入りするため、小窓のカーテンで断熱すると室内環境が安定し、より快適に過ごせるのです。
夏場に窓から入る熱は家全体の71%、冬場に窓ガラスから流出する熱は48%といわれています。カーテンがあるのとないのとでは、冷暖房のエネルギー消費量が大きく変わるのです。
④おしゃれに演出できる
小窓のカーテンをインテリアに合わせると、統一感のあるおしゃれな部屋を演出できます。柄や素材にこだわったカーテンなら、外から小窓を見たときのアクセントにもなります。
リフリンには「フォレストシリーズ」という刺繍生地のシリーズがあります。
リフリンの生地の中では、一番華やかな生地ですが、華やかでもリネンの風合いが出ているのでうるさい印象はありません。どの生地も本当に刺繍が綺麗で、「まるで絵画のようで窓を見ていてうっとりします」という声もいただきます。
大きな窓には勇気が出なくても、小窓なら刺繡生地を試してみたい!という方はぜひ下記をチェックしてみてくださいね。
こんなにもメリットがある小窓のカーテン。
次に、選ぶときのポイントを見ていきましょう。
選ぶときのポイント!
通常の窓ガラスと異なり、小窓は設置する場所によって縦長だったり横長だったりとサイズや形状がさまざまです。小窓のサイズに合うカーテンを選ぶのに、苦労する方も少なくないでしょう。
小窓のカーテンはサイズを中心に選ぶのではなく、形状と素材で考えるのがポイントです。
「形状」から考える
小窓のカーテンと一口にいっても、さまざまな形状があります。そこで、代表的な3つの形状から、カーテンを選ぶポイントを紹介します。
カフェカーテン
カフェカーテンとは、小窓や出窓などに取り付ける、丈の短いカーテンのことです。カフェテリアでよく使われていたことから、カフェカーテンと呼ばれています。
カフェカーテンはカーテンレールが不要で、突っ張り棒などを使って簡単に取り付けられます。カフェカーテンは薄手のコットンやレースなど、透けた印象のある素材が主流です。
そのため、適度な採光と目隠しができるうえに、抜け感のある印象の部屋に変わります。
全体を覆うカーテン
小窓全体を覆うタイプは、カーテンレールで取り付けます。上の画像のスタイルはフラットカーテンになります。ヒダがあるものよりもよりナチュラルな雰囲気になるので小窓におすすめです。
また、小窓カーテンは選ぶ生地により大きく印象が変わるものです。
明るい部屋にしたいならレース、カジュアルならチェックやボーダー、おしゃれな北欧デザインなど、インテリアやテイストに合った生地や柄を選ぶといいでしょう。
シェード類、ロールスクリーン
シェードとは、紐やチェーンで上下に昇降するタイプのカーテンです。シェードは高さを自由に調整できるため、空間演出が自由自在です。
小窓を全開にするときは、スッキリとたためるのがシェードの魅力です。
一方、ロールスクリーンは窓枠に突っ張り棒のように設置できるため、カーテンレールのない小窓にぴったりです。高さを自由に調整できますが、巻き上げ時のサイズに注意が必要です。
また、窓枠と生地に間隔が空いてしまうこと、光が漏れやすいなどのデメリットもあります。
「素材」から考える
小窓のカーテンを、生地から選ぶポイントを紹介します。
レースや薄手の布
光を取り入れたいときや、適度に目隠ししたい場合は、透け感のあるレースや薄手の布が最適です。
レースカーテンは小窓によく用いられるため、既製品や切り売りすることもあり、入手しやすいメリットがあります。
また、レースカーテンの弱点は、外が暗くなると室内が見えやすくなることです。夜間の目隠しには、カーテンやシェードと組み合わせるといいでしょう。
厚手の布
通常のカーテンのような厚手の生地は、夜間でも目隠しの効果を発揮します。小窓の熱の動きを遮るため、夏は涼しく、冬は温かく過ごすことに役立つでしょう。
遮光タイプ
小窓から差す西日を遮りたい場合や、夜間の完全な目隠しがしたい場合は遮光タイプの生地がおすすめです。
遮光機能のある生地は、性能の違いで1級~3級に分類されます。
遮光機能がもっとも高い1級になると外の様子や顔を認識できないほどのレベルで、2級~3級では人の顔や表情がわかる程度になります。
ただし、遮光タイプは生地が厚手のため、採光や空調といった小窓のメリットは失われがちになります。部屋を暗くしたくない場合は、色の薄いタイプを選ぶといいでしょう。
まとめ
小窓にカーテンを取り付けるメリットは沢山あります
「形状」と「素材」から選ぶのがポイント!
オーダーカーテンでぴったりな小窓カーテンを作ってみましょう